Welcome Back !!

meiteizz2007-11-05

先日、紹介したレヴォン・ヘルムの新作アルバムに続いて、あの「ジョン・セバスチャン」が帰ってきた。
しかも、名フラットマンドリン奏者のデヴィッド・グリスマンと一緒に!
ジョンと言えば、レヴォンと同じように病気のせいでもう歌えないのか?という噂もあったが、2006年の4月には「フリッツ・リッチモンド・トリビュート・コンサート」の為に、ジェフ・マルダーやジム・クエスキンとともに来日して、数曲歌声を披露してくれたので、完全な復帰を期待していたのだが、やっと帰って来てくれた。
(2006年4月)
「Satisfied」と題されたこのアルバム、あくまでデヴィッド・グリスマンとの双頭アルバムである。
そのため、デヴィッド・グリスマンをフューチャーしたインストも数曲。
ジョンの喉の調子などを考えて、そうなったのか?と勝手に想像してしまう。
このアルバム、裏ジャケットに「Recorded live To 2-Tracck Analog・・・」とあるように、ジョンとデヴィッドの二人でのスタジオ・ライヴのようだ。
ミシシッピー・ジョン・ハートの「I'm Satisfied」のカバーから始まり、トラディッショナルや各々のオリジナル曲などが14曲収録されている。
ミシシッピー・ジョン・ハートの「コーヒー・ブルース」やラヴィン・スプーフルの「ココナッツ・グローブ」も入っているの嬉しい。
ジョンの歌声は全盛期と同じと言うわけには行かないが、淡々とした歌声は、それはそれとしていいもんだ。
ハーモニカも相変らず!!
シンプル・イズ・ベストというように、デヴィッドとのデュオ・アルバムにして正解、と思う。
ラストの「ジャグ・バンド・ワルツ」という曲の最後にはシークレット・トラックとして、あの有名曲のフレーズが。

これは、このCDを買った人だけの「お楽しみ!」

秋の夜長、(出来れば)暖炉の側で聴くには、はまり過ぎのアルバム。

(それにしても、デヴィッドの容貌は、ますます仙人化して行く。)