翁、旅立つ〜ロバート・ジュニア・ロックウッド

meiteizz2006-11-25

マイミクさんの一人のブログによると、ブルース・マン:ロバート・ジュニア・ロックウッドが、11/24に天国へ旅立ったとのこと。
ものの本によると、1915年生まれということなので、御歳91歳。
昔なら天寿をまっとうしたということだろうが、今やまだまだ元気な人も多いので残念である。
BBキングを除いて、リアル・ブルースマンの姿を拝顔したのでは、1974年の「第一回ブルース・フェスティバル」に来日したメンバー達であった。
スリーピー・ジョン・エステス&ハミー・ニクソン、ジ・エイシズとともにロバート翁は、やって来て、日本のブルース・ファンを、爺を、ノック・アウトした。
(しかし、グレッチのセミアコでブルースする人は初めて見たので、これも驚いた。)
折りしも、日本ではブルースの大ブーム(一部で?)。
NMM誌(現MM誌)では増刊「ブルースのすべて」が出され、
ブルースのレコードも続々と国内発売された次期だった。

その中に、デルマークのシリーズ(しかし、第二弾として)の中の一枚として、ロバート翁の1972年の復帰作もあった。
これが、初お聴き盤だった。
このアルバム、爺がイメージしていたマディに始る50年代のシカゴ・ブルースをひっくり返すに充分だった。
その後、74年のライブがアルバム化(後にCDされ、第二集も出た)されて、日本では神様の域に祭り上げられた。
爺は、スウィート・ホーム・シカゴで始るこのアルバムや、先のデルマークのアルバムで、ブルースのバッキング・ギターというものを勉強させてもらったが、未だ及第点は貰えない落ちこぼれな生徒のまま。
ロバート翁のバッキング・ギターを堪能するなら、ソニー・ボーイウィリアムスンⅡのアルバムや、かってP−Vineから出た「THE BADDEST NEW GUITAR」というのがお薦め。

来日時の楽屋で、ウィスキー(多分、サントリー・レッド?)をコップの注ぐ翁のジャケットは大好き。


今日はできる限り、ロバート翁の音楽を聴きながら、追悼することにしよう。
合掌!!