おれたちは2倍強くなって帰ってくる。

meiteizz2005-12-11

と、ミュージック・マガジン誌のインタビューで答えたのは、ドクター・ジョンだった。
ハリケーン「カトリーヌ」がルイジアナを襲ってから、もう4ヶ月近く経った。
しばらくは我が国のニュースでも頻繁に取上げられていたが、最近は皆無に近い。
果たして、復興は少しでも前に進んだのだろうか?
そんな中、ドクター・ジョンがインタビューの中で触れていた被災者へのチャリティのアルバムが先週、都内のCDショップの店頭に並んでいた。
「A BENEFIT ALBUM / OUR NEW ORLEANS 2005」と題されたCDは、ドクター・ジョンを始めとして、アラン・トゥーサン、アーマ・トーマス、バックウィート・サディゴ、ダーティ・ダズン・ブラス・バンドなど、ルイジアナニューオリンズに縁のあるミュージシャンが参加している。
全て新録音というこのCD、アラン・トゥーサンの「イエス・ウィ・キャン・キャン」からスタートし、ランディ・ニューマンの「ルイジアナ 1927」で終わるが、収録曲はルイジアナン〜ニューオリンズのR&B,ブルース、ジャズなど満載の内容で、音楽的にもしっかりしたアルバムとなっている。
このCDを購入することで、被災者にどれだけのものが届くか、爺には分からないが、ルイジナナ〜ニューオリンズ周辺の音楽愛好人としては、少しだけでも役に立てばと勝手に解釈している。


左上から右上へ:DR.JOHN, JOHN BRUNIOUS, BACKWHEAT DURAI.Jr, DIRTY DOZEN BAND
左下から右下へ:ALLEN TOUSSAINT, "BIG CHIEF"BO DOLLIS, RANDY NEWMAN, IRMA THOMAS


「喉元過ぎれば・・・」という考えは、日本人にしみ込んでいる。
少しの人達だけでも、心の中でずっと「フレー、フレー、ニューオリンズ!」と願ってくれればいいのかな。
それにしても、世界の大国:米国を打ち負かすハリケーン「カトリーヌ」とは・・・・。