THE SOUL TRUTH

meiteizz2005-09-29

映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」で、若いのにソウルフルな歌声を聴かせていたシェメキア・コープランド嬢の新作のタイトルは「ソウルの真実」とでも訳せば良いのだろうか。
ティーヴ・クロッパーがプロデュースした、このアルバム、見事にソウル・アルバムなのである。
このアルバムが4作目になるが、前作ではドクター・ジョンがプロデュースで、なかなかモダンなソウル・アルバムに仕上げていたが、この新作は、より以上にソウルフルになっている。
シェメキア・コープランドは、あのテキサス・ブルース・マンでもあり、数多くの良質ソウル・ナンバーも残しているジョニー・コープランドの娘であるとのこと。
1979年生まれというから、まだ26歳である。
この年齢なら、ヒップ・ホップ系のR&Bへ行きそうなものだが、親父の姿を常に側で見ていたせいなのかどうかは分からないが、60年代ソウル&ブルースをベースにした歌声を響かせている。
この新作アルバム、1曲目からご機嫌なホーンとタイトなリズムが爆発!
今は、1960何年と言いたくなるほどだが、古臭さは感じさせない。
例えば、デルバート・マクリントンなどのルーツ・ロッカーが、セイム・オールド・スタイルでロックしても、生涯現役というパワーで古臭さを感じさせないことと、同様なのだろう。
(蛇足:そのデルバート氏の新作も良い)
プロデュースのスティーブ・クロッパーのギターも、往年のギター・プレイを彷彿させるような、ツボを心得たフレーズを奏でる。
アップ・テンポのノリの良さに体が動き、ソウルフルなバラードに涙する。
親父泣かせのアルバムだ。
インディ・ソウルのマニアックなアルバムも良いが、現在進行形のソウル・アルバムに乾杯!!
あ〜、この面子をバックに、オーティス・クレイに唄わせたい。

さて、今夜、この後は阪神タイガースの優勝の乾杯の準備に入らねば・・・。


阪神タイガース、優勝!
おめでっとさん!!
来年は是非、横浜ベイスターズ!!