今週の45’s ⑮ オーバー・ユー

meiteizz2005-08-23

今や世界的なシンガーとなったアーロン・ネヴィルの1960年のヒット曲。
彼のヒット曲は1967年の「テル・イット・ライク・イット・イズ」が有名だが、爺はこの曲も大好きだ。
この「オーバー・ユー」は日本では、1967年にR&B BEST HIT SERIES という東芝からのシリーズものの一枚として発売されている。
このシリーズ、今思えば凄いR&Bの曲が揃っていた。
爺も何枚かもっているが、その話はいづれまた。
この曲を聴いた当初は、あまり好きになれずにいた。
このシングル盤を入手した○十年前は、もっとディープな歌声が一番と思っていたからだ。
しかし、何回か聞くうちに、アーロンの声は耳の奥に残っていく。
ニュー・オーリンズR&Bを大好きになった頃には、アーロン・ネヴィルも大好きになっていた。
アーロンの高い声は不快感を与えず、厚く(熱く)深い感情を感じる。
古いR&Bの曲も、アーロンの歌声にかかると、今の唄に変身してしまうから不思議。
米国の廉価版シリーズみたいので、アート・ネヴィルとのカップリング・アルバムも買った記憶があるし、「テル・イット・・・」のオリジナル盤を持っていた。(全て過去形、トホホ)

60年代のヒット曲以降、しばらくは鳴かず飛ばずの時代を過ごしたアーロン・ネヴィルが再び浮上してきたのは、ご存知ネヴィル・ブラースとしてだ。
その後、再びソロ・アルバムを出し、人気を決定つけたが、ネヴィル・ブラースの一員としても活動しているのは、ご存知の通り。
ネヴィル・ブラザースの絆は固い。
蛇足だが、アーロンのクリスマス・アルバム「ソウルフル・クリスマス」は、最高のクリスマス・アルバムで、毎年クリスマスには聴いている。(ただし、一人さびしく・・・・)