リトル・ミルトン逝く

meiteizz2005-08-21

ブルース・シンガー&ギタリストのリトル・ミルトンが、8/4、メンフィスの病院で亡fくなった。
享年71歳。
7/27に脳卒中で倒れれ、入院そのまま帰らぬ人となったそうだ。
ネットを使っているわりには、そういうニュースに疎い爺は今日まで知らなかった。
先日、友人から貰ったDVDーRの中でも元気な姿を見たし、「THE BEAT」のDVDでも若い映像も見ていたので、「えっ!」という感じだ。
リトル・ミルトンは、1953年にサン・レコードからデビューしている。
'60年代にはシカゴのチェス・レコードの別レーベル:チェッカーから「ウィアー・ゴナ・メイク・イット」などのヒットを飛ばしている。


その後スタックスなどを経て、80年代には南部のマラコ・レコードに移り、マラコの看板スターとして数多くのアルバムを出してきた。
今年には、テラークに移籍し、最新アルバムを出したところであった。
現在活躍中のブルースマンの中で、B・B・キング、ボビー・ブランドと並ぶスターだったが、日本での人気はいま一つ。
チェッカー時代からR&Bとブルースの中間のサウンド・唄を得意とし、スタックス時代には「ブルーズン・ソウル」というスタイルも確立している。
また、彼の弾くギターは、リズムのある曲では踊りまくり、スロー・ブルーすでは鋭く切り込んでくる。
スタックス時代の名曲「ウォーキング・ザ・バックストリーツ・アンド・クライング」では、そのギターとソウルフルな歌声が堪能できる。
アルバート&フレディは先に旅立ち、B・Bも太りすぎて鋭さもなくなり、オーティス・ラッシュも病気以降芳しくない。
唯一、元気だと思っていたリトル・ミルトンまで逝ってしまった。
ブルースの一つの時代の終末が間近いのかも・・・。
遅くなったが、合掌。