ノーモア・長崎

meiteizz2005-08-09

60年前の今日8月9日、11時過ぎに我が故郷長崎に原爆が投下された。
広島に投下されて3日後のことだ。
広島は呉の、長崎は佐世保の軍港の標的代わりだったらしい。
敗戦間近の日本へ、米国は何故、原爆を投下したか?
そんなことは、今となってはどうでもいいことだ。
結果だけが、真実を物語っている。
世界の大国が、核兵器を保持し、北朝鮮までが核爆弾を持つという。
やはり、地球は、人類は、破滅への道を自ら進んでいるとしか思えない。
爺の母は、被爆者の認定を受けているが、実際当日に被爆したのではないそうだ。
8月9日から数日以内に長崎に戻ったことが証明され、認定を受けたとのことだ。
だから、爺は被爆2世なのだが、普段は何ともないから、意識したことはない。
毎年、8月には思い出す。
意識しないで済むということは、幸せなことだが、反面忘れてしまっていることは、悲しいことでもある。
長崎での被爆者の平均年齢は、既に70歳半ばらしい。
当事者が語り続けることの限界は近くなっている。
過去1年間の被爆者の死亡者数は2千7百余名。
すでに、13万7千3百余名の方々がなくなっている。
中には、老齢で亡くなった方もういるだろうが、ほとんどが原爆が直接間接の原因で亡くなっている。
今日のニュースで、親兄弟9人のうち5人が原爆が原因で亡くなっている方のインタビューを見た。
この方は、ひょっとしたら自分にも死の影が忍び寄って来ているのではないか、と不安だろう。
我々は、と大袈裟にいう気はないが、年1回くらいは平和について考えても良いだろう。
大きなことは出来なくても、それ位は爺も出来るし・・・・。

もし、このブログをご覧の方の中で、長崎に旅行される方がいらっしゃるならば、是非、爆心地近くにある原爆資料館を訪れて欲しい。

ノーモア・ナガサキ!、ノーモア・ヒロシマ!、ノー・ウォー!