またまた、ダン・ペンのお仕事。

meiteizz2005-08-07

今年に入って、ダン・ペンがプロデュース業に精を出している。
既に、ハシエンダ・ブラザース、グレッグ・トルーパーの作品が紹介されているが、またまた、プロデュース作品が登場した。
それは、ボビー・ピュリファイの「ベター・トゥー・ハヴ・イット」というアルバム。
ピュリファイという名前に反応した人は、エライ!
そうです、あの「恋のあやつり人形/アイム・ア・ユア・パペット」のヒット曲を持つR&Bデュオ:ジェイムス&ボビー・ピュリファイのボビーの方です。

何でも、失明で失意の底にいたボビーに、色んな人が手を差し伸べ、その中の一人のダン・ペンがプロデュースを申し出て、このアルバムが実現したとか。
レコーディング場所はナッシュビル
参加ミュージシャンは、レジー・ヤング、デヴィッド・フッド、ジミー・ジョンソンなどのお馴染みの連中の他に、スプーナー・オールダムの名も。
曲は全て、ダン・ペンとCarson Whitsettという人とBucky Lindsey の共作。
Buckyは2002年のダン・ペンのプロデュースで、ちょっとトニー・ジョー・ホワイト風のスワンプ・アルバムを出している。
アルバムの出来だが、可もなく不可もなく、と言う感じ。
ダン・ペンのプロデュースという看板が無ければ、そこそこ良いという印象も受けただろうが、ダン・ペン絡みだと、期待が膨らむ分、損なのかもしれない。
決して、つまらないアルバムという訳ではなく、往年のソウル・シンガーの復活作としては上位に入るだろう。
今時こんな雰囲気(オールド・セイム・ソウル?)は、ダン・ペン絡みじゃないと出せないだろう。
さてさて、この分だと年内にもう1枚くらいダン・ペンのプロデュース作品が登場しそうな勢いだ。
が、ダン・ペン自身のアルバムはどうなっているのだろう?
前作が、消化不良気味なので、そろそろビシッ!と決めてもらいたいのだが・・・・。