今週の45’s ②
ラジオの向こうから「ドゥドンドン、ドゥドンドン♪」とベースのリフが聴こえて来た。
それから、ギターがそのベースに絡む。
もうイチコロだった。
まだ、壊れかけたガット・ギターに鉄弦を張って、エレキの真似ごとしていた、まだ青春という時代にも届かない頃から、この唄を、何百回と耳にしてきたのだろう。
ラジオから、ジューク・ボックスから、小さなポータブル・プレーヤーから、街角の有線放送から。
決して、ソウルと呼ばないで。
アール・アンド・ビー(R&B)。
リズム&ブルーズの意味も知らずに・・・・。
テンプテーションズ、1965年の全米ナンバー・1 ヒット曲!
「どんよりと空が曇っている時でも
僕のハートの中には、太陽が輝いている
寒い木枯らしが吹いても
僕のハートは、5月の陽気なのさ
どうして、こんなウキウキした気分になるのだって?
それは、もちろん君がいるからさ、マイ・ガール」