meiteizz2005-04-18

「 一杯飲み屋で安酒をあおって
  それで、毎日毎日が忘れられるというのなら
  僕は、有り金の全てをはたいても
  有り金の全てをはいても


  夕暮れとなって、青い灯、赤い灯が点り
  黄昏が街角を漂う時
  自棄酒をあおって、よろめき歩く
  酔っ払いのひとりひとりに
  しつこく尋ねてみるがよい


  本当にお前は、それで
  本当にお前は、それで、幸せなのかと
  人生の宿命を、少しでも
  逃れられたと、本気で信じているのかと

  
  そして、千鳥足を真似て
  ネオンの眩い色街の辺りをぶらつき歩けば
  あ〜、ぼけた網膜に
  またも淋しい幻が、ひっかかってくる。 」




(安酒しか飲めなくても、これから先、あなたの姿を見れないより、あなたの唄が聴けないより、マシだろう。)