RHYTHM、COUNTRY & BLUES

meiteizz2004-11-15

素敵なデュオが・・・。

ヴィンス・ギル&グラディス・ナイト、アル・グリーン&ライル・ラヴェット、アーロン・ネヴィル&トリーシャ・イヤウッド、チェット・アトキンスアラン・トゥーサン、ジョージ・ジョーンズ&B・B・キングなどなど。
これって何だと思います?全てデュエットの組み合わせなんです。
「COUNTRY GOT SOUL」より10年近く前に企画されたアルバムです。
其々のデュエット・チームが「エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング」(マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル)、「ファニー・ハウ・タイム・スリップス・アウェイ」(ウィリー・ネルソン)、「アイ・フィール・トゥ・ピーセズ」(パシー・クライン)「サザン・ナイト」(アラン・トゥーサン)「パッチズ」(クラレンス・カーター)などのソウルやカントリーのヒット曲を歌うというこの企画、なかなか面白いものがある。(カントリー系のシンガーやヒット曲の知識が乏しいので先入観なく聴けるのだが・・・。)
他にも、サム・ムーア(exサム&デイヴ)&コンウェイ・トウィッティの「レイニーナイト・イン・ジョージア」(ブルック・ベントン)、ステイプルズ・シンガース&マーティ・スチゥアートで「ザ・ウェイト」(ザ・バンド)などがある。(全部書くのが面倒くさいので、他は割愛。ごめんなさい!!)
爺的には、みんな良いのだが、カントリー・シンガーまでソウルフルに歌う曲より、アーロン・ネヴィル組やチェット&アラン組のあっさりとした、バランスの取れた組み合わせの曲が、より面白く感じられる。
いみじくも、ライナー・ノーツ(勿論、和訳)に記されたカントリー・シンガー:ジョージ・ジョーンズの「われわれはソウルの流儀やブラック・ピープルから多くのものを受けている。それを考えてくれれば、われわれが曲の中に込めたのと同じフィーリングを感じてもらえると思う。」の言葉と、ブルース・シンガー&ギタリスト:B・B・キングの「われわれブルース界の人間は、カントリー・ソングの歌詞は多くの場合、われわれが伝えたいと思った事柄でもあった、ということに気づいたよ。」という言葉は、爺の考える「カントリーとソウルは異母兄弟」説に自信を持たせてくれる。
ところで、大手のMCAから出されたこのアルバム、日本ではどれくらい売れたのでしょうか?
&続編はあるのか(あったのか)?