DON'T GIVE UP ON ME / オイラ、諦めね〜!

meiteizz2004-10-31

真っ黒シリーズ⑤ ソロモン・バーク

訳せば、「自身に見切りをつけない」、爺的意訳では「オイラ、諦めね〜!」となるダン・ペン作(他二人との共作)のこの曲を1曲目にし、かつアルバム・タイトルにしたアルバムをソロモン・バーク御大が出したのは、2年前。
その前のオリジナル・アルバム・リリースがいつだったのか、思いだせないくらいで、宣教師をしているとの噂もあったり、死亡しているという噂もあったりした。
それが、突然のアルバム・リリースが2002年。
ヴァン・モリソントム・ウェイツボブ・ディランブライアン・ウィルソンエルヴィス・コステロニック・ロウなどなどのロック界の有名どころの曲を取り上げた、このアルバム、聴く前は一抹の不安もあったが、聴き始めた途端、そんなものは吹き飛んだ!!
静かに始まるタイトル曲「ドント・ギヴ・アップ・オン・ミー」、御大が歌い出した途端、「流石!」と感じる。
'60年にアトランティックに入り、たちまち同社のドル箱スターになった御大の出世作「ジャスト・アウト・オブ・リーチ」からして、カントリー風バラードというのを思い起こせば、どんな曲も自身の曲に消化する力量は有り余る程持ちあせているんだった、ということを思い出した。
ベル時代の「プラウド・メアリー」のカヴァーも、格好良かったもんね〜!
スローからミディアム・テンポの曲で固めたこのアルバム、ソロモン・バークの魅力を充分に引き出している。
愛聴盤が、またひとつ増えていった。
次のアルバムは、果たしていつになるのか?
1934年生まれの御歳70歳!まだまだ現役!!

台風や地震の被災者の方々、そして、今、厄介事を抱えている全ての方に

「DON'T GIVE UP ON ME」を!

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