遅そかりし、ターバン男

meiteizz2006-05-16

ターバン男:チャック・ウィリスをご存知だろうか?
ご存知のかたは、真のR&Bファンでしょう。
(決して、筋肉男・:チャック・ウィルソンではありません。← 古〜!!)
彼を知らなくても、E・クラプトンの「いとしのレイラ」のアルバムに入っている「遅すぎた〜!:イッツ・トゥー・レイト」やザ・バンドのレパートリー「オイラのご機嫌な靴を掲げて:ハング・アップ・マイ・ロックンロール・シューズ」はご存知でしょ?
これらの曲のオリジナルを作り歌ったのが、チャック・ウィリスなのだ。
チャックは、’50年代に活躍したR&B歌手で’52年にはオーケーで「マイ・ストーリー」というヒット曲を飛ばしている。(これは、後年のイッツ・トゥー・レイトを彷彿させる。)
全体的はジャンプ・ミュージックっぽいが、既にアトランティック時代のR&B的サウンドの片鱗も見せている。
また、ライターとしても力を発揮し、ファイブ・キーズの「クロス・ユア・アイズ」などの名曲も提供している。
その後、’56年のアトランティックの入社しているが、’58年に他界したため、たったの2年間の在籍に終わった。
アトランティックでのアルバムは生前に一枚、死後編集ものが2枚出ている。
「イッツ・・・」は生前のアルバム「ザ・キング・オブ・ザ・ストロール」に、「ハング・アップ・・・」は死後の「アイ・リメンバー・チャック・ウィリス」に入っている。

彼の唄は、’50年代のR&B歌手としてはソウルフルで、国内盤の解説で桜井ユタカ氏も書かれているように、’60年代迄生きてソウルの時代に足を踏み込んでいたら、どんな唄を歌ったんだろうかと思いをはせてしまう。
同時代のR&B歌手に比べ我が国では知名度が低いが、幸いにも輸入盤にはなるけれどCDも入手可能なので、せめてクラプトン・ファンやザ・バンド・ファンの1%でも興味を持ってくれれば、いいんだけれど・・・・・。


それは、「It's Too Late」なのだろうか?


元・武蔵野たんぽぽ団のフォーク・シンガー:若林純夫さんがご逝去なされたそうだ。
早すぎますね、合掌!