昔話

meiteizz2006-01-07

昨年末に、シュガー・ベイブの「ソングス」が30周年記念盤として再発され、雑誌でも多く取上げられている。
レコード・コレクター誌でも特集が組まれているが、当時のマネージャーの長門氏のインタビューなどが無く、レコード・デビュー直前まで手伝っていた爺としては、中途半端な印象があった。
しかし、土橋一夫氏のメンバーのプロフィール紹介の頁で、メンバー以外の重要人物として、小宮やすゆうと木村真の名を記してくれたのは、同郷の音楽仲間としては嬉しい。
蛇足だが、木村はシュガーのライブのサポートの後、あがた森魚の〜あの!「ヴァージンVS」のドラムとして活躍していたことを付け加えておこう。


というような物足りなさを埋めてくれるのが、中野のブロードウェイのレコミンツというCD屋のWEBマガジンでの「シュガー・ベイブ外伝」と題された長門氏と村松君、野口君との対談だ。
デビュー前からデビュー直後あたりの話は、当時がフィードバックしてきて、面白く読んでいる。
記憶の中で、不鮮明だったことが氷解していくんだ。
器材運びを手伝った新宿でのライブの場所がラ・セーヌだった事など等・・・。
当時、音楽的にはブルース系が中心だった爺は、ディスク・チャートへは昼間は行くが、夜はバイト先(阿佐ヶ谷)の関係で高円寺辺りでふらついていたので、深夜セッションは行ったことがない。
爺は、ブラックホークからは足が遠のき、ムーヴィンへ通い出し、ムーヴィンのバイト君達とバンドをやったりしていた時期。
だから、シュガー・ベイブの結成前夜期は見てないのである。
結成後から、新宿厚生年金・小ホールでのライブくらいまでの間しか、身近で見てない。
(1975年の春からは、会社員となっていた。)
爺は熱心なシュガー・ベイブ・ファンではないのである。


だが、昔話は懐かしくもあり、途切れた記憶の糸を繋いでくれる嬉しいことでもある。
年寄りの戯言と、毛嫌いせず、耳を傾けて欲しいこともある・・・・。

今年も、途切れた記憶の糸を繋げる旅をしようかな・・・。