ヘヴィー・ローテーション

meiteizz2005-06-12

雨は降らないが、日が射したり低いどんより雲が出たりと、爺の体調みたいな日曜日。
こういう時は、好きな音楽をいつもよりヴォリューム・アップして聴いてみる。
この湿気はルイジアナだ〜、なんて勝手に決めつけると、ボビー・チャールズのJewel,Paula時代の音源がぴったり。
まったり、もったりの後は、気合を入れるためのタイトなリズム・セクションがいい。
次は、ブッカー・T&MG’sの「that's the way it should be」というアルバムで、この2週間くらいのヘヴィー・ローテーションだ。
ご存知スタックス・レコードのハウス・バンドだったMG'sは多くのインストルメンタル・アルバムを出していたが、1971年に解散している。
1975年にドラムのアル・ジャクソンが亡くなってはいるが、その後、残されたブッカー・T(キーボード)、スティーヴ・クロッパー(ギター)、ドナルド”ダック”ダン(ベース)の3人は再結成し、いろんなセッションに参加したりしている。
'77年にはレヴォン・ヘルムのRCOオールスターズにも参加し、スティーヴとドナルドの二人はメンバーとして来日も果たしている。
そういえば、その後、ブルース・ブラザース・バンドのメンバーとしても、この二人は来日している。
'94年に出されたこのアルバムは、MG'sとしては約17年振り。
当然ヴォーカル無しのインスト・アルバムだが、ソウルフル、かつグルーヴィーなのである。
ドラムにはスティーヴ・ジョーダンとジェイムス・ガドソンを迎えている。
ティーヴ・ジョーダンは、この頃、キース・リチャーズの「高価なワイン呑み助達」に参加し、メキメキ頭角を表していた。また、映画「ライトニン・イン・ザ・ボトル」での音楽監督としての大活躍は、記憶に新しい。
この両名のドラムとドナルドのベースのリズム隊のタイトなリズムが心地良い!
このリズム隊の上にスティーヴ・クロッパーのリズム・ギターが絡み、その上にブッカー・Tのハモンドが流れるように被さっていく。
ヴォリュームを上げても、決して五月蠅くならず、逆に心地良さが増していく。
このアルバム以降、新作の噂は聞かない。(爺が知らないだけ?)
そろそろ、ニュー・アルバムが聴きたいもんだ!