春一番、ありがとう!②

meiteizz2005-05-06

さてさて、昨日(5/5)の続きのはじまり、はじまり・・・・・。
所用で2時間ほど遅れて着いたので、ちらしで確認すると、押尾コータローやトレス・アミーゴス(石田長生グループ)などを聴きのがしてしまったようだ。
昨日も書いたが、昨日は最終日に相応しく、お祭り気分は一番だった。(観客数は5/4が上か?)
以下、例によって爺のお好みでのレポートです。(順不同&敬称略)
最終日、一番、印象に残ったのは、三上寛山下洋輔グループ(森山威男&坂田明)with黒田征太郎麿赤児
三上寛は、ミント・グリーンのグレッチ・アニバーサリー(エレクトリック・ギター)を
抱え、ご機嫌な三上節をロック!!  いや〜、格好よかった!!
山下洋輔グループは、「ピカドン」(原爆・水爆)をテーマに演奏。
横では、黒田征太郎が演奏に合わせ大きなキャンバスに「ピカドン」を表現した絵を即興で描いていく。
麿赤児は、得意の白塗りパフォーマンス。

三位一体、素晴らしいステージだった。
爺は、フリー・ジャズは苦手なのだが(事実、5/4の坂田明グループは?だった。)、何故か、山下洋輔は嫌いじゃない。ハートビートを感じるからなのか?
中盤には、笑福亭福笑師匠が、「落語」で登場。
ステージに畳2畳の高座、お天と様の下、野外フェスでの高座は、さぞやり難かったと思うが、師匠も観客も慣れたもの、ちゃんと聞いて笑うべきところでは、爆笑、爆笑!
お題は「葬儀屋」。渡翁も上で爆笑していたかな?
この師匠、売れない頃、風太氏なんかとたむろっていた仲間らしい。
落語と来たら、次は音頭!
ということで、桜川唯丸一座の登場。
河内音頭はハートビート! ステージ前に踊りの輪ができる。
中には、若い女性で正調河内踊り(と思う)を踊る人もいる。
しなやかな指先がキレイだ。
河内音頭は、もうひとつ、山中一平と河内オンドリャーズ。
こちらには、ベーカーなどの大阪のバンドの連中も参加。 ここでも、踊りの輪ができ、「えんやこりゃせーの、どっこいせ!」
観客席から我慢できない人が,どんどん輪に加わって行く。
あれっ、あれは大西ユカリ姐さんに石やんだ! 二人も踊って踊って!!

う〜ん、「祭り」っていいな〜!!
ちらしに名が無かった「ジョニー吉長」がトリオのブルース・ロックで登場。
流石、上手い、パワフル!途中、金子マリが酔った有山じゅんじに引っ張られ登場!

2曲ほど付き合うが、前日の自分の出番の時より出来がいい。昨日は呑み過ぎか?
九州・唐津から来たキャプテン稲葉と唐津の海賊というグレープ、アマチュアと思うが手馴れた演奏で、なかなか面白かった。
そうそう、この人達の演奏に間に合うか、と気を揉んでいたが、「間に合ってよかった」と、思わせてくれたのが、
アーリー・タイムス・ストリングス・バンド。
メンバーは、村上律、渡辺勝、今井忍、松田アリ幸一、竹田キンチャン裕美子。バックに田中章弘&林トン敏明。

ん十年ぶりに聴く。なんともいえない独自の空間があり、「ホッ!」
こういうバンドは、のんびり、ゆったり長くやって欲しい。(実際、長くやっているけどね)
はしばしさん、爺はブルース、ソウル好きだけど、こういうバンドも好きなんですよ!
2005年春一番、オーラスは、中川イサト

バックに伊藤銀次田中章弘、林敏明。
リトル・フィートの「ウィリン」、ザ・バンドの「ウェイト」のカバーを聴けてのは、儲けもの。
オーラスのオーラスは、高田渡チルドレンに客席も加えて、渡ズ・ソングスを熱唱!!
春一番、唯一のアンコール。
「グッドナイト・アイリーン」でグッド・ナイト!
日焼けと心地よい疲労感をくれた長くて短い、至福の4日間は終了。
来年は、ひょとしたら有るかも知れない。
やっぱり、無いかも知れない。
風太と阿部チャン次第か〜?
来年も素敵な夢が見れたら・・・・・・。

最後に、再び「春一番」ありがとう!
風太、阿部チャン、ありがとう!

出演者&スタッフの皆んな、ありがとう!
そして、客席の全ての皆んな、ありがとう!!

大阪で「おおきに!」、ニューヨークで「サンキュー!」、巴里で「メルシー!」、ローマで「グラッチェ!」、ソウルで「カムサハムニダ!」、東京で「ありがとう!」(by大西ユカリ「ありがとう」)