HACIENDA BROTHERS

meiteizz2005-04-02

またまた、二日酔い。
酔いと言えば、最近、酔わされているCDが、ハシエンダ・ブラザーズ(発音は?)だ。
ダン・ペン絡みで知ったのだが、彼らのデモを聴いたダン・ペンが気に入り、プロデュースを申し出た、という逸話付きのグループ。
メンバーは、パラディンズのデイヴ・ゴンザレス(G&Vo)とデイヴ・アルヴィン・バンドのクリス・ギャフニー(Vo)が中心となった5人組。

パラディンズは聴いたことがない。
3人組で、ジャケット判断でいくと、ロックン・ロールかロカビリー系のバンドのようだが、アリゲーターからもアルバムを出しているから、?である。
デイヴ・アルヴィン・バンドのデイヴ・アルヴィンは、元ブラスターズ(ご機嫌ピアノのジーン・テイラーの居たバンド)のギターで、結構ソロ・アルバムを出している。1枚好きなアルバムがあったが、タイトルを思い出せない。ギターを弾いているイラスト・ジャケットのやつ。← これ、間違いでした。すみません!(^^!)
デイヴ・アルヴィンではなく、兄弟でブラスターズのヴォーカルのフィル・アルヴィンのレコードのことでした。

ハシエンダ・ブラザーズのサウンドは、この二人の経歴及び、CDジャケットから想像できるように、カントリー臭さ(カントリー・ロックではない)がプンプン。
しかし、ダン・ペンがプロデュースしているということは・・・。
そうなんです、「カントリー・ガット・ソウル」なんです。
ソウルフルな歌声のミディアム・テンポのカントリー・バラードの1曲目から、引き込まれていく。
全体的に、スローな曲の出来がよく、③、⑥、⑦、⑩、⑪、⑫、⑭と曲数も多い。
ダン・ペンが唄いそうな③:「I'M SO PROUD」、ミディアム・スロー(ホーン入り)の⑥:「LOOKIN' FOR LONELINESS」(ダンとデイヴの合作)や⑦は、サザン・ソウルも真っ青!
そして、⑩⑪⑫とカントリー・バラードの3連発(全てタイプが違う)が続き、ラスト⑭の「SAGUARO」はデイヴのバリトーン・ギターをフィーチャーしたインストのスロー・ナンバー。
テキサスの大地に沈む夕陽、馬に乗りゆっくりと帰路につくカウボーイが一人・・・・。
てなシーンが頭をよぎる、ゆったりした曲。
インナー・スリーヴにそんな感じの写真も使われている。
なお、ダン・ペンがアコギで、スプーナー・オールダムがピアノ等で数曲づつ参加している。
さ〜、また聴き直そう、っと!
本:「スウィート・ソウル・ミュージック」もマスル・ショールズの項を読書中だが、ダン・ペンマスル・ショールズを離れた理由が何となく分かってきた。
しかし、あの本、ソウルの知識が全く無いと辛いかも。
ま〜、そんな人は買わないだろうけれど、売れては欲しい。
最後に、昨日も2軒目に立ち寄ったフォーク・ロック・カフェ・バー「Phoe〜Be」のチラシができたので、紹介。小さなお店ですが、良い音で良い音楽がきけます。