T For Texas

meiteizz2005-03-06

お休みというのに、外出もしないで家に引き篭りだと、普段あまり聴かなくなったCDを引っ張りだしてしまう。
先日来、ダグ・サームを聴いていたので、合言葉は「テキサス」って、一人で決めた。
ところで、「テキサス」って言葉で、想像するのは何だろう。
西部劇?
音楽好きにはやはり、テックス・メックス、ウェスタン・スウィング、テキサス・ブルース等かな?
最近の人に有名なのは、スティーヴ・レイ・ヴォーンだろうな!
そのテキサス州は、米国の南西部に位置して、東側にルイジアナ州があるし、メキシコにも近い。
音楽的には、カントリー中心に思われがちだが、昔からブルースも盛んだった。
Tボーン・ウォカーやライトニン・ホプキンス等、有名人が目白押し。
また、ゲイトマウス・ブラウンが、カントリー、ブルースの区別なくレパートリーにしているは、小さい時から聴いてきた音楽のせいなのだろう。(自然クロスオーヴァー?)
逆に、テキサスには白人のブルース・マンも多い。
一番有名なのは、先にあげたS.R.V.だろうが、爺には「フェビュラス・サンダーバーズ」(以下、FTs)が一番!
FTsを最初に聴いたのは、何時だったか?
'83年に出したミニコミに、特集していたからその頃だろうな。
たぶん、「Butt Rockin'」('81年作)か「T-Bird Rhythm」('82年)のどちらかを入手したのだろう。(共に、クリサリスから)
「T-Bird・・・」はニック・ロウのプロディースだから、こちらから入ったのか?
初めて聴いた時は、シカゴ・ブルース系の白人ブルースとは違うので、違和感があったが慣れると、こっちが心地良くなってくる。
彼らのレパートリーは、テキサス・ブルースからルイジアナニュー・オリンズまでと幅広い。
その頃、日本では知名度は低かったが、エピックに移籍後の'86年に「タフ・イナフ」をヒットさせ、テキサスから世界へ飛び出し来日も果たしている。
その後、続々アルバムを出したが、'90年にギターのジミーヴォーンが脱退し、デューク・ロビラートなどが後釜になるが、失速し始めていく。
一時期、ダニー・クーチまで在籍した。
現在でも、ヴォーカル&ブルース・ハープのキム・ウィルソンを中心に活動しているようだ。
余談だが、映画「ライトニング・イン・ア・ボトム」にダニー・クーチが参加していたのは、この人脈か?
ジミー・ヴォーンは、弟スティーヴの死去の悲しみを乗り越え、最近は精力的な活動を行って、2002年には自身のバンドで来日している。
(ジャケット写真のサインは、彼のサイン)
また、初代ベーシスト:キース・ファーガスンが在籍の「The Tail Gators」は、ルイジアナの匂いがより強く、面白い。
やはり、テキサス〜ルイジアナミシシッピー〜アラバマジョージアにまたがる音楽からは抜け出せないそうにない。
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