ヨイショ!しちゃうぞ、爺は!

meiteizz2005-02-22

今回の腰痛は長い。未だ8割がたの回復だ。
しかも、チケットを貰った映画も2週間以上いけないでいるのに、美味しい試写会の招待状をゲット。
しかも、今日。
どこまで腰痛を我慢できるか?と出かけた試写会の映画は「ライトニング・イン・ア・ボトル」。
2003年、米国での「ブルース生誕100周年」を記念した一夜限りの豪華コンサートの映画である。
これは、お薦め!!
「ヨイショ!」をしないが基本の爺が、そこを曲げて「ヨイショ!」する。
この手は、DVDやビデオで観るのも良い(未だ出ていないけれど)が、でかいスクリーンで観るのが一番!
(これは、フェスティバル・エクスプレスも同じだな!)
場面の切り替わりでの音の途切れ(試写会だけ?)とか、気になる細かい点はあるが、
出演者多数の約2時間弱のこの映画、腰痛の爺が痛みをこらえるだけの良さは充分。
ドクター・ジョンや、板前カットのレヴォン・ヘルムはバックに徹し、出演者を盛り上げる。
ダニー・クーチの顔も。
勿論、御大BB・キングやバディ・ガイも出演。
ルス・ブラウン婆さんやメイヴィス・ステイプルズのパワーには圧倒されるし、あのナタリー・コールのシャウトにビックリするし・・・・。
ソロモン・バークは熱唱、逆にゲイトマウス・ブラウンはクールに決める。
爺が印象に残ったのは、最初のアフリカの民謡(?)。なんか日本の民謡に通じる気がした。「あれは〜、・・・」って聴こえるんだもの。
他には、キュートなメイシー・グレイの「ハウンド・ドッグ」、ヒュバート・サムリンのギターで「シッティン・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド」をハウるデヴィッド・ヨハンセンも、スティーヴン・タイラー以上に格好良かった。
ネヴィルズは、「ビッグ・チーフ」を熱演!!
一番格好良くて、これが今のブルースだ!と感じたのは、ラッパーのチャック・Dが、「イラク戦争反対!ブッシュよ、ボタンを押すな!」とアピールして歌ったジョン・リー・フッカーの「ブーン、ブーン」の改作「ノー・バン(BANG)・バン(BANG)」だ!
ソロモン・バークも退場時に「ピース!ノー・ウォー!」とアピール。
米国とは、不思議な国だ。こんな素敵なイヴェントを産み出す「ブルース・イヤー」を議会で制定しながら、片方では平気で戦争を起こす。
しかし、「ブルース・パワー」を堪能したのは、間違いなかった。
最後の方で、「淋しいときや、悲しい時、歌が安らぎを与えてくれる。」「だから、ブルースはなくならない」(大体こんなだったっけ?)と話す、ボニー・レイット姐さんの言葉に相づちをうち、姐さんにまた惚れ直した爺は・・・。(笑)
書き出すと止まらないけど、後は映画を観に行ってちょうだい!
そうそう、エンド・ロールが写しだされても、未だ席を立たないでね!
その後に、最後の決めが!
さ〜、映画館で確かめて!
さて、明日は今週で上映が終わる、あの映画を見に行かなければ。
腰は大丈夫かな〜?