キラー・ソウル?

meiteizz2005-02-02

ご無沙汰の真っ黒シリーズ復活!?
国内盤で久々の欲しいソウルのコンピレーション・アルバムが先月出ていたのだけど、金欠だったので、給料日の一昨日と昨日、いつも行く数店のCDショップで探したが、全て品切れ。
仕方ないので、今日、会社の帰りに天王寺の駅ビルの普段寄らないCDショップで、やっとゲット。
「シカゴ・コーリング/キラー・ソウル・フロム・ブランズウィック'60〜'70」と題されたこのCD、久々に食指を動かされた。
かっては、良質のソウル・コンピ・アルバムが国内盤として、多く出されていたが、この数年は英国勢の押され気味だった。
ノーザン・ソウル中心だった英国勢が、最近はディープ・ソウルの良質コンピまで出すようになっている。
このCD、タイトルにあるように、ブランズウィック・レコードのシングル盤を集めたアルバムで、今の時代を反映してかノーザン系の曲が多い。(ん、今はファンクのシングルが流行か?)
レアなシングルを集めたみたいで、知ってるアーティストは、収録曲22曲中、オーティス・クレイブランズウィック盤があるとは知らなかった)、ジョニー・セイルズ、タイロン・デイヴィスなど9組。
しかも、聴いたことない曲ばかり。
全体的には、ミディアム、アップ・ナンバーが多いがシカゴ、シカゴしたのは少ない。
スロー・ナンバーは、たった3曲。
'60年代と'70年代と混ざっているが、聴いても大した違和感はない。
中で一番気に入ったのは、ガス&ザ・ファンク・ファクトリーというグループのディープな曲。
オーティス・クレイの曲もスローでナカナカの出来だが、アトランティックやハイのスローと比べると分が悪い。
爺的に珍しかったのは、「マイ・ベイビー・イズ・ゴーン」というディープ・ソウルの名曲を歌ったドナルド・ハイトの曲。
まるっきり別人みたいな歌い方のミディアム・ナンバーだが、先入観なしに聴けば、ナカナカの出来。
全部が全部、凄い曲ばかりではないが、なかなか良いコンピレーションである。
でも、ブランズウィックには、もっとディープな曲も眠っているらしいのだが・・・。
最後に、ひとつ苦言を!
ライナーでの編集した人などの座談会は、コレクターの自慢話大会で、つまらない!
もうちょっと、資料的な解説を載せろって!(って、書いても関係者は見ないか?)

●ということで、次回から少しの間、過去にあった良質の国内編集ソウル・コンピ・アルバムを取上げてみようかな?と思案中。