白黒つけられね〜!①

kamoさん推薦の「アメリカン・ルーツ・ミュージック:楽器と音楽の旅」(奥和宏氏著)を読む。
アメリカン・ルーツ・ミュージックの成り立ちを移民の歴史と、それと楽器の関係を絡めて、詳しく説明してある。
ブルースとカントリー(所謂、ナッシュビル産の大量生産ものではない)の関係など、随所に出てきたり、なかなか興味深い記述もあり、面白く読んだ。
著者の性格が真面目なのか、学術的に感じる部分も多く、爺にはきつい部分があったが、しっかりした良い本であるのは間違いない。(尾城さんにはピッタリか。)
ただ、内容に関係する音源(CDなど)の紹介が少なく、興味を持ち始めた初心者には、音楽を先に沢山聴いてから、読まれることをお薦めしたい。
読んでいたら、急にウェスタン・スウィングを聴きたくなり、アスリープ・アット・ザ・ホイールの「コリジョン・コース」を引っ張り出して聴いた。
ランディ・ニューマンの「ルイジアナ1927」(1927年に実際に起こった大洪水が題材)、や、ニュー・オーリンズの歌姫:アース・トーマスの「ルーラー・オブ・マイ・ハート」(オーティス・レディングはペイン・イン・マイ・ハートとしてカヴァー。)のカヴァーなど、白黒混在の音楽です。
勿論、ウェスタン・スウィングも有り!
こんなんが、大好きです。