歌の贈りもの

meiteizz2009-05-31

爺は、ソウル、ブルーズ好きのロック爺だが、ポップスも好きなのだ。
だから、パワー・ポップと呼ばれる類の音楽も好きなのだが、この人はその類に入れるのだろうか?
この人とは、1970年代前半のTV・ドラマ「パートリッジ・ファミリー」で一躍アイドルとなったデヴィッド・キャシディのこと。
アイドルとしてのイメージしか持っていなかったのだが、偶然「恋の大通り」というシングル盤を入手して、こりゃなかなか良いではないかと思い、中古盤屋で見かけると購入していたのだが、以外と無いのであった。
しかしこの度、めでたく4枚のアルバムがCD化された。
ベル時代の3枚目・邦題「夢のつぶやき」、RCA時代が邦題「青春のポートレート」「青春の館」「恋の大通り」の計4枚。
そのうち「青春のポートレート」と「青春の館」アナログLPで持っていたので、お初は「夢のつぶやき」と「恋の大通り」だ。
ただし、アルバム「恋の大通り」の中の「GETTIN' IT IN THE STREET / 恋の大通り」と「I'LL HAVE TO GO AWAY」の2曲は、シングル盤で聴いていた。
ティーン・アイドルと売り出しされていたため、アルバム「恋の大通り」は米国本国では売れないと判断され、日本とドイツだけでの発売だったらしい。
ミュージシャン志向が強いデヴィッドだったが、アイドルであるが故の悲劇。
(今、キムタクがブルース・アルバムを出すようなものかな?)
爺が唯一持っているベル時代のシングル盤「ロック・ミー・ベイビー」などは、スワンプ臭さを漂わせたご機嫌なナンバーだし、今回販売されたアルバムの中でもリトル・ウィリー・ジョンの「フィーバー」やラヴィン・スプーンフルの「デイドリーム」やらのカバー曲がセンスよく入っている。
パートリッジ・ファミリーデヴィッド・キャシディのアルバムというの知らずに聴いたら、もっと早く好きになっていたのかも。
さて、ベル時代の残りのアルバムを探すとしようかな・・・・・・・。