センチメンタル・リーズンズ〜感傷的な理由

meiteizz2008-05-20

ジェラルド・アルストンというソウル・シンガーがいる。
爺をソウル・グループへと振り向かせたザ・マンハッタンズの「キッス・アンド・セイ・グッドバイ」のリード・ヴォーカルで、ザ・マンハッタンズの黄金期を支えていた。
ソロになってもいいアルバムを出していて、爺の好きなソウル・シンガーの一人である。
彼も時代の波の変化の中、なかなかアルバムを出せないでいた。
久方ぶりの新作である。
しかも、全曲サム・クックのカヴァー集である。
某ユ*ニ*のサイトでも絶賛だったので、期待に小さな胸(ん?)を膨らませで少し前に購入。
本当なら、喜びいさんで、ブログにて直ぐ取り上げるはずが今となった。
その理由は・・・・・。
はっきり言おう!
悪くはない。
過度な期待をしないで、「やっと出してくれた」と思えば。
しかし、こんなレベルなのだろうか?
前宣伝に乗せられた爺がいけないのだろうか?
某ショップの「よくあるような、ヴォーカルは良いけど、バックがチープで云々の不安は無い」というような紹介があったのだが、人それぞれの基準の違いを痛感。
サム・クックの名曲とジェラルドの歌いっぷりの相乗効果を期待したのだが。
決して、悪い出来ではないのだが、このアルバムには今・現在進行形が感じられない。
オールド・スクール好きの爺だが、今制作される音楽に今が感じられないのは寂しい。
ジェラルドさん、次回作は懐かしいオールディーズにならないことを、切に願う。