まだまだ暑い。だから、ゆるゆる、ゆるゆる。

meiteizz2007-09-09

涼しくなりかけていたのに、「台風一過で秋近し!」とはならず、治まりかけていた蝉の合唱は秋の虫との混声合唱団と化した。
そんな中、いつも立ち寄る会社の近くの本屋で、一冊の本を発見し購入。

「ハワイ音楽 ゆるゆる気分」という本。
著者は、我が国のハワイ音楽の第一人者の山内雄喜さんと、イラストレーターでハワイ音楽愛好家の笹尾としかずさん。

ギャビー・パヒヌイのごく一部のアルバムしかしらない門外漢の爺にも、すっかり楽しませてくれる本だ。

’70年代半ばに、ライ・クーダーがギャビーにスポットを当ててくれたおかげで、それまで観光地ハワイアンしか知らなかった爺も「あ〜、こんなハワイ音楽もあるんだ〜。」と知った。

実際、この本にも記されているんです、
ギャビーに対する評価について「ハワイ、本土アメリカ、日本にハワイアン愛好家のフォーク田舎表現評価を否定して、ロック愛好家たちがギャビーとそのスラック・キイ。ギターを耳に留め、正しい評価に至るんです。」って・

この「ロック愛好家たち」の中に爺も入っていたんです。
が、その頃は何しろ情報が少ないので、爺にゃ、セシリ&カポノやカラパナあたりやギャビーのライ絡みの2枚のアルバムしか聴く機会がなかった。
その頃、こんな本があれば、爺の音楽人生も多少方向が違ったかも知れない。


この本、笹尾さんの素敵なイラストを全篇に散りばめながら、お二人が思うハワイ音楽の歴史、お薦めアルバム、スラック・キー・ギターのことなどなど、そしてお二人の「ゆるゆる対談」や、以外やハワイ音楽好きで自分のレーベルでハワイのミュージシャンのCDを出しているジョージ・ウィンストンのインタビューなども収録。


笹尾さんのイラストを眺め、我が家に数枚しかないハワイ音楽を聴けば、残暑も「ゆるゆる気分」だ!!