長崎ぶらぶら節(その③〜終わり)

meiteizz2006-07-29

久々に訪ねた町は、小奇麗に変身しようとしたが出来なかったようだった。(笑)
中一まで育った家は、とうに取り壊され小さな汚いビルに変わっていたが、小さい頃遊びまわった市場の近隣は昔の面影を少し残していた。

市場のある風景が好きな爺の原点がここにある。
さて、その日の午後からの仕事は夜遅くまでかかったので、晩飯は会社の皆んなと現場近くのリンガー・ハットでちゃんぽんを食す。
笑い話になってしまうが、誰かが本場・長崎のリンガー・ハットのちゃんぽんは東京のとは違うというガセネタを流したからだ。(結果、何も変わらないことが判明。)
翌日の仕事は、19時過ぎに終わったので、皆んなで飲みに出かけることに。
普通なら、前日の雪辱に中華街にでも出かけるのだろうが、閉店が早かろうといことで、
長崎地区を担当したことにある奴の提案で、思案橋近くの(爺も好きな)一口餃子の雲龍亭本店へ出かけた。
5人で、餃子10人前、もつ焼き(レバーステーキ)2人前、豚ニラ炒め2人前、ビール沢山、焼酎のお湯割り少々で、一人平均¥1,500くらい。
その後、二手に別れ夜の街の探索へ。
爺は高校までしか長崎に住んでいなかったので、当然夜の長崎には疎い。
それで、同行者のロック好き後輩と前々日に行った「座りたか」へ行き、音楽系の飲み屋を紹介してもらう。
迷い迷い探し当てたその店は、飲食店の雑居ビルの2階。
しかもスナック風で重たそうなドアが、爺に「ここはちゃうで!」と暗示したので、Uターン。
自分達の鼻と足で探すことに。
長崎の浜の町のアーケードど平行に走る通りを目指し、探し歩く。
これも違う、あれも違うと歩くうち、とあるビルの前にサンタナのコンサートの張り紙のある看板を発見。
「パニック・パラダイス」というその店のある地下への階段の途中にも、ロック系のポスターが張ってあったので、突入決定。

照明が落とし気味の店内は、爺のイメージのロック呑み屋と多少の差があったが、席に座った途端、マーク・ベノが流れたのでビックリ。
オイオイ、爺の趣味を知っているのかい? だった。
その後、ダグ・サム、タジ・マハールなどと我々(同行者の音楽趣味も近いので)のための選曲かい!とニンマリ状態だった。
店の女の子に聞くと、15年くらい前から営業しているらしい。
老舗だ。
店長らしき人に話しかけようと思ったが、常連さんらしい人とずっと話していたので遠慮。
しかし、長崎にもこんな店があるなんて、嬉しいな。
楽しい時間の経つのは早い。
翌日も仕事なので、23時頃には店を出たが、出る直前にかかったのがJガイルズ・バンド。
同行者と顔を見合わせ笑うしかないナイスな選曲。
楽しい余韻を残し、長崎の夜は更けていった。
「長崎の夜は、ロック色。」だった。
翌日は、最終便の1本前の飛行機で帰路へ。
こうやって、ヘビーな仕事と楽しい夜を想い出に、3泊4日の旅は終了した。