ホワイト・ブルース?ブルース・ロック?

meiteizz2005-01-05

前回書いたムック本「ブルース・ロック」を読んでいて、ジャンル分けの難しさと無駄さを痛感している。
確かに、ジャンルというのは、自分自身の興味や感想などの表現手段にとって必要なのだろうけれど、何でもかんでも一纏めにしようとすると、無理が出てくる。
「ブルース・ロック」では、爺的ブルース・ロックとは異なるミュージシャンが多く登場する。
編者のひとりも中のコラムにて、両者を「同義語であり、同義語でない」と記している。
しかし、例えば、英国のスキッフル・バンドなどはブルース・ロックなのか?
ジョン・メイオールやポール・バタフィールドの初期はブルース・ロックなのか?
爺的には「ノー!」であるが、解説は出来ない。
全て、ロック的!と捕らえれば、そうであるが・・・。
やはり、基準はビートの違いなのだろう。うまく、表現できないが、そう思う。
ビッグ・ネイムのミュージシャンに頁を取られたのであろうが、テキサスのブルース・ロックはどこに?オールマンやその発展形のガヴァメント・ミュールはどこに?など、不満も少なくない。
しかし、この本、「ブルース・ロック」というイメージに縛られないで、読むとなかなか興味深い。
だだ、ひとつ編者のコラムの中の「ロックはロックンロールの短縮形」というのは絶対「ノー!」である。
ここだけは、はっきりさせたい。
爺的「ブルース・ロック」の代表は、フリー、ハンブル・パイ、ZZトップなど、そしてガヴァメント・ミュールである。
あ〜、ジャンル分けは面倒くさい!